国公立大学に続いて
私立大学を見ていきましょう。
私立大学の合格者数を見るにあたり留意する点は
一人が複数の大学に合格していること
一人が同じ大学の複数の学部・学科に合格していること
があるということです。
そう意味では
すべての私立大学合格者数からどれくらいの割合で各大学に合格しているかの数値を見るのがいいのではないでしょうか。
館林高校を今春卒業した代の入学者定員は200名
私立大学合格者数は220名(現役のみ、以下同)
合格私立大学の合格者数の多い13大学は
1位 帝京大 22名(私立大学合格者数220名の10.0%、学年200名の11.0%)
2位 千葉工業大 19名(8.6%、9.5%)
3位 群馬パース大 14名(6.4%、7.0%)
4位 埼玉工業大 10名(4.5%、5.0%)
4位 日本工業大 10名(4.5%、5.0%)
6位 日本大 9名(4.1%、4.5%)
7位 城西大 7名(3.2%、3.5%)
7位 大東文化大 7名(3.2%、3.5%)
7位 東京電機大 7名(3.2%、3.5%)
10位 東京工科大 5名(2.3%、2.5%)
10名 東京福祉大 5名(2.3%、2.5%)
10名 獨協大 5名(2.3%、2.5%)
10名 白鴎大 5名(2.3%、2.5%)
計125名
これは
私立大合格者数220名の56.8%
学年200名の62.5%
にあたります。
0名
準難関私大(上智、東京理科、ICU、GMARCH、関関同立)といわれる大学群の合格者数を見ると
青山学院大 1名(私立大学合格者数220名の0.5%、学年200名の0.5%)
中央大 2名(0.9%、1.0%)
東京理科大 2名(0.9%、1.0%)
同志社大 1名(0.5%、0.5%)
法政大 1名(0.5%、0.5%)
明治大 3名(1.4%、1.5%)
計10名
これは
私立大学合格者数220名の4.5%
学年200名の5.0%
にあたります。
また
専修・各種学校合格者数 17名(学年200名の8.5%)
就職者数 1名(学年200名の0.5%)
となっています。
準難関私大の合格者の多くは
指定校推薦入試での合格だと思われます。
したがって
高1の1学期から高3の1学期までの評定平均で決まる指定校推薦で準難関私大を目指すなら
高校入試直後も歩みを止めずに勉強を継続し
高1の1学期中間考査から少なくとも上位10%には入り、それを維持していく必要があります。
大学入試は全国大会。
高校入試のような地域の大会とはわけが違います。
国公立や私立の中高一貫校生も参戦してきます。
それが大学入試です。
(ここで言う大学入試とは倍率がそれなりにあり、いわゆる「ボーダーフリー」ではない大学入試のことです)
国公立大学の合格を目指す→叶わず私立大志願→しかし難関私大などの有名私大にも合格できず
というルートに陥らないために高校生活をどう過ごせばよいか。
高校受験の段階からもうすでに始まっているということを自覚し
「先んずれば人を制す」
の精神で励む必要があります。