この塾生に対して
実力以上の点を取れてしまうような
塾などが手取り足取りで行う
「いわゆる」定期テスト対策といったものをしたわけではありません。
※定期テストに向けて2週間前や3週間前から時間をかけて勉強する定期テスト対策とは分けるために「いわゆる」と付けています。
「いわゆる」定期テスト対策で点が取れたとしても
せいぜい平均点に近づけばいいほうです。
それも一時的に過ぎません。
なぜなら力がついていないからです。
まやかしの点に過ぎないからです。
そんなまやかしの点を繰り返していくだけでは
本番の高校入試、さらにその先の高校で
痛い目に合うのが目に見えています。
保護者の方が
大局観をもてず
目先の点数にとらわれ
結果に一喜一憂すると
なかなかこういう風にはいきません。
一つ一つ積み上げていこうと考えずに
すぐに結果を求めたり
すぐにどうにかなると思い違いをしたりしてしまうと
何も変わらないまま、いや、それどころか
学習内容は難しくなっていくわけですから
もっと悪化していくわけです。
特に英語のような完全な積み上げ型の教科は
初めから、または、つまずいたところから勉強し直さないと
できるようにはなっていきません。
学力は
子ども自身のものだけによって決まるのでは決してなく
むしろ親の考え方や関わり方が大きく影響を及ぼすものだと感じます。
地道に
粛々と
一歩一歩
進むしかありません。