国公立大学に続いて
私立大学を見ていきましょう。
私立大学の合格者数を見るにあたり留意する点は
一人が複数の大学に合格していること
一人が同じ大学の複数の学部・学科に合格していること
があるということです。
そう意味では
すべての私立大学合格者数からどれくらいの割合で各大学に合格しているかの数値を見るのがいいのではないでしょうか。
栃木女子高校を今春卒業した代の入学者定員は240名
私立大学合格者数は510名(現役のみ、以下同)
合格私立大学として掲載されている16大学
※ホームページには合格者のいるすべての私立大学ではなく、主な私立大学のみ掲載されている
※掲載されていないその他160名の中に以下の16大学よりも合格者数が多い大学があるかもしれない
1位 白鴎大 45名(私立大学合格者数510名の8.8%、学年240名の18.8%)
2位 東洋大 37名(7.3%、15.4%)
3位 文教大 28名(5.5%、11.7%)
4位 東京女子大 19名(3.7%、7.9%)
5位 東京農業大 17名(3.3%、7.1%)
6位 日本大 16名(3.1%、6.7%)
6位 明治大 16名(3.1%、6.7%)
8位 法政大 14名(2.7%、5.8%)
9位 北里大 10名(2.0%、4.2%)
10位 国際医療福祉大 9名(1.8%、3.8%)
10名 獨協医科大 9名(1.8%、3.8%)
10名 青山学院大 9名(1.8%、3.8%)
10名 中央大 9名(1.8%、3.8%)
10名 日本女子大 9名(1.8%、3.8%)
10位 立教大 9名(1.8%、3.8%)
10位 早稲田大 9名(1.8%、3.8%)
計265名
これは
私立大合格者数510名の52.0%
にあたります。
早稲田大 9名
これは
私立大学合格者数510名の1.8%
学年240名の3.8%
にあたります。
準難関私大(上智、東京理科、ICU、GMARCH、関関同立)といわれる大学群の合格者数を見ると
青山学院大 9名(私立大学合格者数510名の1.8%、学年240名の3.8%)
学習院大 4名(0.8%、1.7%)
上智大 2名(0.4%、0.8%)
中央大 9名(1.8%、3.8%)
東京理科大 6名(1.2%、2.5%)
法政大 14名(2.7%、5.8%)
明治大 16名(3.1%、6.7%)
立教大 9名(1.8%、3.8%)
同志社大 2名(0.4%、0.8%)
立命館大 1名(0.2%、0.4%)
関西学院大 2名(0.4%、0.8%)
計74名
これは
私立大学合格者数510名の14.5%
学年240名の30.8%
にあたります。
県は違いますが
入学時の合格ラインがそれほど変わらない太田女子高校と比べてみると
難関私大(慶應、早稲田)
栃女 9名
太女 5名
と若干栃女が勝り
準難関私大(上智、東京理科、ICU、GMARCH、関関同立)
栃女 74名
太女 94名
と太女が大きく上回っています。
(ただし、この年の栃女は学年定員240名、太女は学年定員280名)
大学入試は全国大会。
高校入試のような地域の大会とはわけが違います。
国公立や私立の中高一貫校生も参戦してきます。
それが大学入試です。
(ここで言う大学入試とは倍率がそれなりにあり、いわゆる「ボーダーフリー」ではない大学入試のことです)
国公立大学の合格を目指す→叶わず私立大志願→しかし難関私大などの有名私大にも合格できず
というルートに陥らないために高校生活をどう過ごせばよいか。
高校受験の段階からもうすでに始まっているということを自覚し
「先んずれば人を制す」
の精神で励む必要があります。