国公立大学に続いて
私立大学を見ていきましょう。
私立大学の合格者数を見るにあたり留意する点は
一人が複数の大学に合格していること
一人が同じ大学の複数の学部・学科に合格していること
があるということです。
そう意味では
すべての私立大学合格者数からどれくらいの割合で各大学に合格しているかの数値を見るのがいいのではないでしょうか。
館林女子高校を今春卒業した代の入学者定員は200名
私立大学合格者数は178名(現役のみ、以下同)
合格私立大学者数の多い16大学は
1位 文教大 14名(私立大学合格者数178名の7.9%、学年200名の7.0%)
2位 獨協大 12名(6.7%、6.0%)
3位 高崎健康福祉大 9名(5.1%、4.5%)
4位 桐生大 8名(4.4%、4.0%)
4位 大東文化大 8名(4.4%、4.0%)
6位 東都大 7名(3.9%、3.5%)
7位 立正大 6名(3.4%、3.0%)
8位 群馬パース大 5名(2.8%、2.5%)
8位 城西大 5名(2.8%、2.5%)
8位 東京福祉大 5名(2.8%、2.5%)
8位 東洋大 5名(2.8%、2.5%)
8位 目白大 5名(2.8%、2.5%)
13位 足利大 4名(2.2%、2.0%)
13位 共愛学園前橋国際大 4名(2.2%、2.0%)
13位 成蹊大 4名(2.2%、2.0%)
13位 東京家政大 4名(2.2%、2.0%)
計105名
これは
私立大合格者数178名の59.0%
学年200名の52.5%
にあたります。
0名
準難関私大(上智、東京理科、ICU、GMARCH、関関同立)といわれる大学群の合格者数を見ると
中央大 1名(私立大学合格者数178名の0.6%、学年200名の0.5%)
東京理科大 1名(0.6%、0.5%)
法政大 1名(0.6%、0.5%)
計3名
これは
私立大学合格者数178名の1.7%
学年200名の1.5%
にあたります。
また
私立短期大学合格者数 15名(学年200名の7.5%)
専修・各種学校合格者数 48名(学年200名の24.0%)
となっています。
準難関私大の合格者の多くは
指定校推薦入試での合格だと思われます。
準難関私大を目指すなら高校入試直後も勉強を止めることなく
高1の1学期中間考査から少なくとも上位5%をキープしていかなくてはならないでしょう。
大学入試は全国大会。
高校入試のような地域の大会とはわけが違います。
国公立や私立の中高一貫校生も参戦してきます。
それが大学入試です。
(ここで言う大学入試とは倍率がそれなりにあり、いわゆる「ボーダーフリー」ではない大学入試のことです)
国公立大学の合格を目指す→叶わず私立大志願→しかし難関私大などの有名私大にも合格できず
というルートに陥らないために高校生活をどう過ごせばよいか。
高校受験の段階からもうすでに始まっているということを自覚し
「先んずれば人を制す」
の精神で励む必要があります。