大学合格実績を見るにあたって大事なことは
合格者数の多いゾーンがどのあたりの大学なのか
現役で合格しているのか
(そもそも高校の合格実績は現役で合格した者のみでよし、浪人生を含める必要はないと私は思っています)
という視点です。
今春卒業した代は
男子校の旧桐生高校と女子高の桐生女子高校に入学した生徒たちの合算の数値です。
普通科の入学時定員は旧桐生高校160名と桐生女子高校160名の計320名。
国立大学の合格者数は45名(現役生のみ、以下同)
公立大学の合格者数は44名
合わせて
国公立大学合格者数は89名
これは
普通科定員の27.8%
にあたります。
理数科の入学時定員は旧桐生高校80名。
国立大学の合格者数は39名
公立大学の合格者数は19名
合わせて
国公立大学合格者数は58名
これは
理数科定員の72.5%
にあたります。
普通科の合格者数の多い7大学は
1位 群馬大 29名
2位 高崎経済大 24名
3位 新潟大 4名
3位 前橋工科大 4名
3位 長岡造形大 4名
6位 群馬県立女子大 3名
6位 都留文科大 3名
上位7大学で計71名
これは
国公立大学合格者数の79.8%
学年の22.2%
にあたります。
理数科の合格者数の多い8大学は
1位 群馬大 18名
2位 新潟大 7名
3位 前橋工科大 5名
4位 筑波大 3名
5位 信州大 2名
5位 県民健康科学大 2名
5位 高崎経済大 2名
5位 長野県看護大 2名
上位8大学で計41名
これは
国公立大学合格者数の70.7%
学年の51.3%
にあたります。
県内の国公立大学で見てみると
普通科は
群馬大 29名
前橋工科大 4名
群馬県民健康科学大 1名
群馬県立女子大 3名
高崎経済大 24名
計61名
これは
国公立大学合格者数の68.5%
学年の19.1%
にあたります。
理数科は
群馬大 18名
前橋工科大 5名
県民健康科学大 2名
高崎経済大 2名
計27名
これは
国公立大学合格者数の46.6%
学年の33.8%
にあたります。
また
いわゆる難関国公立大学(東大、京大、北大、東北大、名大、阪大、九大の旧帝大+一橋大+東工大+神戸大)といわれる大学群の合格者数は
0名
理数科
東北大 1名
これは
国公立大学合格者数の1.7%
学年の1.3%
にあたります。
準難関国公立大学(筑波、横国、東京外大、お茶女、国際教養、千葉、電通大、名工大、大阪公立)といわれる大学群の合格者数は
東京外語大 1名
これは
国公立大学合格者数の1.1%
学年の0.3%
にあたります。
理数科
筑波大 3名
横浜国立大 1名
電気通信大 1名
計5名
これは
国公立大学合格者数の8.6%
学年の6.3%
にあたります。
この合格実績は
今春卒業した旧桐生高校と旧桐生女子高校の生徒の合算です。
新生桐生高校とは厳密には違うということを念頭に置かなければなりません。
昨年の入試で合格した生徒たち、現高2生から新生桐生高校となったわけですが
男女共学となり
普通科の定員は240名で
理数科の定員は変わらず80名。
入試倍率が一気に上昇し
群馬県統一テストでの合格可能性70%偏差値も
太高や太女と並びました。
先日の桐生高校の塾対象説明会でも
先生方が現高2生や現高1生は楽しみだとおっしゃっていました。
現高2生の大学合格実績がわかるのが2年後の2024年。
2022年とは違う結果が期待されます。
高校に合格することだけを念頭に置いていると
高校進学後には詰んでしまう可能性が高まります。
なぜなら難関大学に合格するためには
「自学力」と「自走力」がなければどうにもならないからです。
そのためにも高校に進学するまでに
いかに自学力と自走力を身につけられるか
ここにかかっています。
弊塾サンカントサンクは
そこを何とかしたいと考え
日々塾運営に当たっています。