先日、ある塾生に
「高校受験時の偏差値50は大学受験においては偏差値35からのスタートだからね」
という話をしました。
この高校受験時の偏差値というのは
各都道府県で実施されている全県模試の値での話。
大学受験での偏差値は、母集団が大学進学を目指している者のみになるので
ざっくりと言えば
高校受験時で偏差値45以下の子たちはそこには入ってきません。
偏差値というのは
例えば偏差値60であれば上位約16%に位置するといったことがわかる値です。
母集団が変われば値は変わります。
ですので、高校受験時の偏差値のマイナス10~15の位置から大学受験はスタートすると言っても過言ではありません。
高校受験時の偏差値が低ければ低いほどマイナス度合いは大きくなります。
スタートの位置が大幅に後ろに下がります。
42.195㎞のフルマラソンであれば、正規のスタート位置からスタートできずに
だいぶ後方からスタートするようなもの。
ゴールまで42.195㎞ではなく、人によっては45㎞、50㎞走らなければならないようなものです。
それが大学受験です。