普段の日々の生活のことには考えが及ばず
テストの点に対してだけに子供を怒る保護者の方がいますが
率直に言うと怒るポイントがずれています。
言うなれば
普段、ピアノの練習を全くと言っていいほどしていない状態で発表会に出てボロボロな演奏だったとき
その当日の演奏に対してだけに怒るのと同じです。
普段、バッティングの練習を全くと言っていいほどしていない状態で試合でヒットを打てなかったとき
その試合の打席内容に対してだけに怒るのと同じです。
他の物事であればおかしなことも
勉強に対してはおかしな言動を取ってしまう方が少なくないんですよね。
中学生にとって身近で気になるテストと言えば
高校入試や模試ではなく定期テストだと思いますが
定期テスト期間だけ勉強したところで結果は見えています。
大事なのは普段の日々の勉強です。
それがあって定期テスト期間の勉強が生きてくるわけです。
過程があって結果がある。
過程をどうにかしようとしなければ
いつまで経っても結果は変わりません。
逆に言えば
過程がしっかりしていれば結果に一喜一憂しなくてもいいわけです。
毎回毎回すべての教科が好調で高得点なんてことはないのが常です。
結果に一喜一憂する方は
過程に意識が向いていない方が多いような気がします。