大学合格実績を見るにあたり大事なことは
合格者数の多いゾーンがどのあたりの大学なのか
現役で合格しているのか
(そもそも高校の合格実績に浪人生を含める必要はないと私は思っています)
という視点です。
今春卒業した代の入学時の定員は普通科320名、英語科40名の計360名
国立大学の合格者数90名(現役生のみ、以下同)
公立大学の合格者数22名
合わせて国公立大学合格者数は112名
国公立大学合格者数の割合は31.1%
合格者数の多い上位13大学は
1位 埼玉大 26名
2位 宇都宮大 10名
3位 埼玉県立大 7名
4位 東京学芸大 6名
5位 群馬大 5名
計54名
これは
国公立大学合格者数の48.2%
学年の15.0%
にあたり
6位 北海道大 4名
7位 東北大 4名
8位 千葉大 3名
8位 東京外国語大 3名
8位 信州大 3名
8位 広島大 3名
8位 高崎経済大 3名
8位 東京都立大 3名
計80名
これは
国公立大学合格者数の71.4%
学年の22.2%
にあたります。
埼玉県内の国公立大学で見てみると
埼玉大 26名
埼玉県立大 7名
計33名
これは
国公立大学合格者数の29.5%
学年の9.2%
にあたります。
また
いわゆる難関国公立大学(東大、京大、北大、東北大、名大、阪大、九大の旧帝大+一橋大+東工大+神戸大)といわれる大学群の合格者数は
北海道大 4名
東北大 4名
一橋大 1名
名古屋大 1名
計10名
これは
国公立大学合格者数の8.9%
学年の2.8%
にあたります。
準難関国公立大学(筑波、横国、東京外大、お茶女、国際教養、千葉、電通大、名工大、大阪公立)といわれる大学群の合格者数は
筑波大 5名
千葉大 3名
東京外国語大 3名
横浜国立大 1名
国際教養大 1名
計13名
これは
国公立大学合格者数の11.6%
学年の3.6%
にあたります。
こうして見ると
地域トップ校である不動岡と言えども
国公立大学に合格することは相当難しいことだと言えるでしょう。
また
地域トップ校の太高や太女と比べ
群馬と埼玉という違いも見逃せません。
地理的には大して離れていなくても
心理的にはだいぶ違ったりするものです。
東京や東京周辺はもちろん
東京に近付けば近付くほど大学受験校への意識が地方とは違ってきます。
地方では
国公立大学への合格を意識した学校の指導や家庭の意識が強いのですが
東京や東京周辺では
地方の国公立大学より首都圏の難関私立大学を目指す傾向が特に文系は高くなります。
地域トップ校として太高や太女と比較する際に
ただ国公立大学への合格者数だけに着目するのではなく
そういったところも考慮して見る必要がありそうです。
高校に合格することだけを目標にするのではなく
自学力と自走力を身につけて高校に進学する必要があります。
なぜなら大学入試では自分で学び自分で進んでいけないと勝てないからです。
サンカントサンクは常にこのことを意識して
日々塾運営を行っています。