「定員割れを起こした公立高校は受検者すべて合格する」と
まことしやかにささやかれていますが、果たして本当なのか?
今春実施された、令和8年度群馬県公立高校入試の
第2回出願変更状況(最終倍率)と再募集志願者数を比較して検討します。
まず、普通科の高校を見ていきます。
受検当日に欠席したが者がいる可能性もあるが、受検者数が公表されていないため考慮しません。
前橋南高校 最終出願者数209人/定員200人 再募集人員5人(以下同)
→定員を9人オーバーしているが、再募集5人。つまり、9人の不合格者を出せば定員を満たすにも関わらず、さらに5人の不合格者を出している。不合格者合計14人。
前橋西高校 138人/160人 25人
→定員まで22人の不足にも関わらず、再募集25人。つまり、定員割れしているにも関わらず、3人の不合格者を出している。
高崎東高校 144人/160人 23人
→定員まで16人の不足にも関わらず、再募集23人。つまり、定員割れしているにも関わらず、7人の不合格者を出している。
榛名高校 28人/72人 45人
→定員まで44人の不足にも関わらず、再募集45人。つまり、定員割れしているにも関わらず、1人の不合格者を出している。
桐生清桜高校 232人/240人 10人
→定員まで8人の不足にも関わらず、再募集10人。つまり、定員割れしているにも関わらず、2人の不合格者を出している。
太田女子高校 236人/240人 6人
→定員まで4人の不足にも関わらず、再募集6人。つまり、定員割れしているにも関わらず、2人の不合格者を出している。
沼田高校 192人/200人 11人
→定員まで8人の不足にも関わらず、再募集11人。つまり、定員割れしているにも関わらず、3人の不合格者を出している。
尾瀬高校 15人/32人 17人
→定員まで17人の不足で、再募集17人。つまり、受検者全員合格。
館林高校 140人/160人 24人
→定員まで20人の不足にも関わらず、再募集24人。つまり、定員割れしているにも関わらず、4人の不合格者を出している。
渋川高校 164人/160人 6人
→定員を4人オーバーしているが、再募集6人。つまり、4人の不合格者を出せば定員を満たすにも関わらず、さらに6人の不合格者を出している。不合格者合計10人。
渋川女子高校 196人/200人 8人
→定員まで4人の不足にも関わらず、再募集8人。つまり、定員割れしているにも関わらず、4人の不合格者を出している。
藤岡中央高校 135人/160人 28人
→定員まで25人の不足にも関わらず、再募集28人。つまり、定員割れしているにも関わらず、3人の不合格者を出している。
富岡高校 169人/200人 32人
→定員まで31人の不足にも関わらず、再募集32人。つまり、定員割れしているにも関わらず、1人の不合格者を出している。
松井田高校 34人/72人 38人
→定員まで38人の不足で、再募集38人。つまり、受検者全員合格。
大間々高校 94人/120人 31人
→定員まで26人の不足にも関わらず、再募集31人。つまり、定員割れしているにも関わらず、5人の不合格者を出している。
万場高校 10人/44人 34人
→定員まで34人の不足で、再募集34人。つまり、受検者全員合格。
下仁田高校 17人/44人 27人
→定員まで27人の不足で、再募集27人。つまり、受検者全員合格。
吾妻中央高校 45人/72人 29人
→定員まで27人の不足にも関わらず、再募集29人。つまり、定員割れしているにも関わらず、2人の不合格者を出している。
長野原高校 29人/44人 15人
→定員まで15人の不足で、再募集15人。つまり、受検者全員合格。
嬬恋高校 25人/44人 20人
→定員まで19人の不足にも関わらず、再募集20人。つまり、定員割れしているにも関わらず、1人の不合格者を出している。
玉村高校 43人/80人 39人
→定員まで37人の不足にも関わらず、再募集39人。つまり、定員割れしているにも関わらず、2人の不合格者を出している。
板倉高校 44人/72人 30人
→定員まで28人の不足にも関わらず、再募集30人。つまり、定員割れしているにも関わらず、2人の不合格者を出している。
西邑楽高校 106人/120人 14人
→定員まで14人の不足で、再募集14人。つまり、受検者全員合格。
利根商業高校 7人/30人 23人
→定員まで23人の不足で、再募集23人。つまり、受検者全員合格。
次に、専門学科の高校を見ていきます。
※近隣の高校のみ
太田工業高校機械・電子機械 76人/80人 4人
→定員まで4人の不足で、再募集4人。つまり、受検者全員合格。
太田高校電気情報 30人/40人 11人
→定員まで10人の不足にも関わらず、再募集11人。つまり、定員割れしているにも関わらず、1人の不合格者を出している。
館林商工高校生産システム・建築 54人/80人 27人
→定員まで26人の不足にも関わらず、再募集27人。つまり、定員割れしているにも関わらず、1人の不合格者を出している。
館林商工高校総合ビジネス・情報ビジネス 59人/80人 22人
→定員まで21人の不足にも関わらず、再募集22人。つまり、定員割れしているにも関わらず、1人の不合格者を出している。
西邑楽高校芸術科音楽コース 1人/12人 11人
→定員まで11人の不足で、再募集11人。つまり、受検者全員合格。
西邑楽高校芸術科美術コース 18人/20人 2人
→定員まで2人の不足で、再募集2人。つまり、受検者全員合格。
【結論】
群馬県公立高校入試においては、定員割れを起こしていても、全員合格するわけではない。また、定員をオーバーしていても、合格者が定員未満になることに躊躇せず、不合格者を出す。
合格とは、「格に合う」と書くように、当然だが、格(地位、品位、レベル、水準など)に合わなければ、不合格とされる。
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