大学合格実績を見るにあたり
大事なことは
合格者数の多いゾーンがどのあたりの大学なのか
現役で合格しているのか
（そもそも高校の合格実績に浪人生を含める必要はないと私は思っています。実績を見るときに初めから浪人するつもりで実績を見ようとする方はまずいないのではないかと思いますし）
という視点です。
２０２２不動岡高校大学合格実績 国公立大学編はこちら
今春、不動岡高校を卒業した代の入学時の定員は
普通科320名、英語科40名の計360名
そのうち
国立大学の合格者数は79名（現役生のみ、以下同）
学年360名の21.9％
公立大学の合格者数は20名
学年360名の5.6％
合わせて国公立大学合格者数は99名
学年360名の27.5％
合格者数の多い国公立大学（合格者３名以上）
１位 埼玉大 21名（国公立大学合格者99名の21.2％、学年360名の5.8％）
２位 筑波大 8名（8.0％、2.2％）
２位 東京学芸大 8名（8.0％、2.2％）
４位 千葉大 6名（6.1％、1.7％）
５位 宇都宮大 4名（4.0％、1.1％）
５位 東京都立大 4名（4.0％、1.1％）
７位 群馬大 3名（3.0％、0.8％）
７位 信州大 3名（3.0％、0.8％）
７位 埼玉県立大 3名（3.0％、0.8％）
７位 信州大 3名（3.0％、0.8％）
計63名
国公立大学合格者99名の63.6％
学年360名の17.5％
埼玉県内の国公立大学
埼玉大 21名（国公立大学合格者99名の21.2％、学年360名の5.8％）
埼玉県立大 3名（3.0％、0.8％）
計24名
国公立大学合格者99名の24.2％
学年360名の6.7％
難関国立大学（東大、京大、北大、東北大、名大、阪大、九大の旧帝大＋一橋大＋東工大＋神戸大）といわれる大学群の合格者数
北海道大 0名
東北大 2名（国公立大学合格者99名の2.0％、学年360名の0.6％）
東京大 0名
名古屋大 0名
京都大 1名（1.0％、0.3％）
大阪大 1名（1.0％、0.3％）
九州大 0名
東京工業大 0名
一橋大 0名
神戸大 0名
計4名
国公立大学合格者99名の4.0％
学年360名の1.1％
準難関国公立大学（筑波、横国、東京外大、お茶女、国際教養、千葉、電通大、名工大、大阪公立）といわれる大学群の合格者数
筑波大 8名（国公立大学合格者99名の8.0％、学年360名の2.2％）
千葉大 6名（6.1％、1.7％）
お茶の水女子大 2名（2.0％、0.6％）
電気通信大 1名（1.0％、0.3％）
東京外国語大 1名（1.0％、0.3％）
横浜国立大 1名（1.0％、0.3％）
名古屋工業大 0名
国際教養大 1名（1.0％、0.3％）
大阪公立大 0名
計20名
国公立大学合格者99名の20.2％
学年360名の5.6％
※（ ）内は現役生の合格者数
北海道大 1名（現役1名）
東北大 1名（2名）
千葉大 2名（6名）
東京芸術大 1名（0名）
新潟大 2名（0名）
東京都立大 1名（4名）
計8名
となっています。
実際に進学した人数の多い国公立大学（進学者３名以上）
（公表されている値は現役生と浪人生の区別なしなので現役＋浪人の合算人数）
１位 埼玉大 20名
２位 筑波大 8名
２位 千葉大 8名
４位 東京学芸大 6名
５位 東京都立大 5名
６位 宇都宮大 4名
７位 東北大 3名
７位 信州大 3名
※現役か浪人かの区別がないため国公立大学合格者数に対する割合や学年人数に対する割合は出せません
こうして見ると
地域トップ校である不動岡と言えども
国公立大学に合格することはなかなかに難しいことだと言えるでしょう。
いわんや難関国公立大学や準難関国公立大学と言われる大学をや。
また
別地域のトップ校である太高や太女と比べ
群馬と埼玉という違いも見逃せません。
地理的には大して離れていなくても
心理的にはだいぶ違ったりするものです。
東京や東京周辺はもちろん
東京に近付けば近付くほど大学受験校への意識が地方とは異なります。
地方では
国公立大学合格を意識した高校の指導や家庭の意識が強いのですが
東京や東京周辺では
地方の国公立大学より首都圏の難関私立大学を目指す傾向が高くなります。
特に文系ではなおさらです。
地域トップ校として太高や太女と比較する際に
ただ国公立大学への合格者数だけに着目するのではなく
そういったところも考慮して見る必要がありそうです。
高校に合格することだけを目標にするのではなく
自学力と自走力を身につけて高校に進学する必要があります。
なぜなら大学入試では自分で学び、自分で進んでいけない者は勝てないからです。
サンカントサンクは常にこのことを意識して
日々、塾運営を行っています。
