大学合格実績を見るにあたって大事なことは
合格者数の多いゾーンがどのあたりの大学なのか
現役で合格しているのか
(そもそも高校の合格実績に浪人生を含める必要はないと私は思っています)
という視点です。
太田高校を今春卒業した代の入学時の定員は280名
国立大学の合格者数104名(現役生のみ、以下同)
公立大学の合格者数32名
合わせて国公立大学合格者数は136名
国公立大学合格者数の割合は48.6%
合格者数の多い上位8大学は
1位 群馬大 35名(学年280名の12.5%、国公立大学合格者数136名の25.7%)
2位 高崎経済大 25名(8.9%、18.4%)
3位 東北大 13名(4.6%、9.6%)
上位3大学で計73名
これは
学年280名の26.1%
国公立大学合格者数136名の53.7%
にあたり
4位 新潟大 11名(3.9%、8.1%)
5位 茨城大 7名(2.5%、5.1%)
6位 埼玉大 4名(1.4%、2.9%)
6位 金沢大 4名(1.4%、2.9%)
8位 電気通信大 3名(1.1%、2.2%)
上位8大学で計102名
これは
学年280名の36.4%
国公立大学合格者数136名の75.0%
にあたります。
県内の国公立大学で見てみると
群馬大 35名(学年280名の12.5%、国公立大学合格者数136名の25.7%)
前橋工科大 1名(0.4%、0.7%)
高崎経済大 25名(8.9%、18.4%)
計61名
これは
学年280名の21.8%
国公立大学合格者数136名の44.9%
にあたります。
また
いわゆる難関国公立大学(東大、京大、北大、東北大、名大、阪大、九大の旧帝大+一橋大+東工大+神戸大)といわれる大学群の合格者数は
北海道大 1名(学年280名の0.4%、国公立大学合格者数136名の0.7%)
東北大 13名(4.6%、9.6%)
東京大 1名(0.4%、0.7%)
東京工業大 1名(0.4%、0.7%)
一橋大 2名(0.7%、1.5%)
名古屋大 1名(0.4%、0.7%)
京都大 1名(0.4%、0.7%)
大阪大 1名(0.4%、0.7%)
計21名
これは
学年280名の7.5%
国公立大学合格者数136名の15.4%
にあたります。
準難関国公立大学(筑波、横国、東京外大、お茶女、国際教養、千葉、電通大、名工大、大阪公立)といわれる大学群の合格者数は
筑波大 2名(学年280名の0.7%、国公立大学合格者数136名の1.5%)
横浜国立大 1名(0.4%、0.7%)
東京外国語大 1名(0.4%、0.7%)
電気通信大 3名(1.1%、2.2%)
計7名
これは
学年280名の2.5%
国公立大学合格者数136名の5.1%
にあたります。
こう見ると
国公立大学の中でも県内の国公立大学の合格者数が多いことが分かります。
県内国公立大学の合格者数が多いというのは
地の利を生かしやすいということもあるでしょうし
地元志向が強いというのもあるかもしれません。
ただ違う見方をすれば
県外の高偏差値帯の国公立大学に合格するというのが
地域トップ校である太高と言えども相当難しいことだとも言えるでしょう。
以前
息子さんが太田高校を卒業されたお母様が
「太高だからって難関国公立大学に多くの子が合格できるわけじゃないんですね。
むしろ少ないんですね…」
と話されていたのがとても印象に残っています。
高校に合格することだけを目標にするのではなく
自学力と自走力を身につけて高校に進学し
その身につけた自学力と自走力を存分に発揮していくことが
厳しい大学入試に対する武器となります。
サンカントサンクは常にこのことを意識して
日々粛々と塾運営を行っています。