保護者の方が現状の入試問題がどういうものか把握されてないことがよくあります。
ご自分のときの高校入試の問題の感覚でお子様のことについて話をされる方がおられますが
昔と今では問題の量も質もだいぶ変わっています。
昔は極端な話
たとえば社会でいえば覚えてるか覚えていないかで解ける問題がほとんどでしたが
今はそういった問題は少なく
覚えていることは前提でそれを活用したり
そこから資料などを見て考察したり表現したりといった問題が多くなっています。
簡単に言えば昔の公立高校入試問題は今のそれよりも高得点が取れました。
しかし今はなかなかそうは行かず
面談などで保護者の方に○○高校は何点くらいで合格できると思いますか?とお聞きすると
定期試験のイメージが強いせいもあるのかもしれませんが
だいぶ高めの点をおっしゃります。
また
問われる問題の質や量が昔と違うことで
昔よりも明らかに差が生まれてしまっています。
定期試験の得点分布表などを見ると
平均点付近に頂きがあり
低得点帯と高得点帯の両サイドになだらかに下がっていくという分布ではなく
平均点付近から低得点帯へ横軸と平行に近いグラフになるケースがよく見られます。
中間層の山が下がり
低得点層に厚みが増している傾向があります。
つまり学力の二極化が顕わになってきているように感じます。
習慣に勝るものはない。
そう考え、毎日勉強をする習慣を身につけることがとてもとても大切だと強く思います。